治療について語ってみる3






医者の不養生って言葉があるけど、きっとあれは好きで不養生やってるわけじゃないんだよね


6年間必死で勉強して、研修先の病院で寝る間も惜しんで働いて、
平均寿命は他の仕事に比べると低く、鬱になったり自殺をする可能性も高い

患者を助けて感謝されることもあるけど、それと同じように罵倒されることもある
訴えられることだってある
目の敵にされることだってあるかもしれない
家族との時間を犠牲にしてでも働かないといけない時もある


ドクターになるってのは大変なことだよね


大変さを比べることに意味は無いと思うけど、
治療家になるってのはドクターになるのと同じくらい大変なことだと僕は思っている


僕らの大変さを患者さんに知ってもらおうなんて気持ちはまったくないけれど、それを少しでも汲んでくれる患者さんと出会えた時はなんだか救われるよね







こんにちは。西洋医学のドクターをとてもリスペクトしているMitsです。

お医者さんってやっぱりすごい人

実力と良き人格を持っていればという前置きが付いてますけど







さてさて、前回前々回と治療について語ってきましたが、とりあえず今回で一区切り


また何年か後に語りだすかもしれませんが笑




今日は僕が学んできた治療法について

一気にマニアックな分野に突入していきますので、
ついてこられない人もいるかと思いますが、あしからず







今のメインの治療法は鍼治療

まあ、Acupuncturistとして船に乗っているので当たり前といえば当たり前ですね

鍼はもともと中国で生まれた治療法
東洋医学、中医学や韓医学と呼ばれる医学の治療法です(なぜ日医学とは言わないのだろうか…)



超簡単に説明すると
身体に鍼を打って病気や怪我を治す治療法

ザックリし過ぎですかね笑

まあ、説明しだしたらキリがないですし、2000年も歴史がある治療法をうまく簡潔にまとめれる自信もないので興味がある人は自分で本を買うかネットで調べてみてください





ただ、

この鍼治療





同じ道具を使っていても僕の中では大きく違う2つの治療法があります

一つは西洋医学の考え方に沿って考え、反射や神経刺激を応用した治療、ホルモンバランスの調整や神経伝達物質の調整などなど、科学的に説明できる治療法


もうひとつは、鍼を媒体に気を操る、気を通すといった科学的にまったく説明ができない治療法







一つ目の治療法は僕が目指す東洋医学と西洋医学の統一へと足がかりになる治療法

2つ目は、言ってしまえば超能力のようなものと言い換えることが出来るかもしれません(やれば誰でも出来るようになります)

イメージはナルトやハンターハンターのチャクラやオーラを使った治療って感じですかね
(本当にイメージはそんな感じで治療してます)



東洋医学の良いところは、疾患や症状そのものを見るのではなく、
根本となる原因に対してアプローチをするところ

要は、病気ではなく人を診る治療法ということ
病しかみてない鍼灸師の方もなかにはいるかもしれないですけど



西洋医学ではどうしようもなかった患者さんが東洋医学で治る理由はここにあるんですね


根本治療(本治療)してますか?










サブとして使っている治療法はマッサージ

一括りにまとめてしまうには治療法が多種多様なので一つずつまとめてみます







ちなみに、マッサージするのに日本では国家資格が必要だってみなさん知ってました?


結構知らない人多いですよね。医療従事者でも



最近(といっても1年半くらい日本を離れてるから最新情報ではないかもしれませんが)ちまたで無資格者のマッサージのお店が増えてるみたいですけど、あれ、本当は違法ですからね。

解剖学をしっかり学んでない人からマッサージを受けるなんて、
運転免許を持ってない人が運転するタクシーに乗るくらい怖いことですよー



赤ちゃんにするマッサージは医療行為ではないからやっても大丈夫だとナースが公認していたなんて記事をこの前ネットのニュースで見ましたけど、大丈夫じゃないですからねこれ。
酔っ払いが赤信号を車が来てないから渡っても大丈夫大丈夫って言うくらいに大丈夫じゃないですからね。下手すりゃハネられて死にますから。
法律はしっかり守りましょう!






話がズレました



最近僕がよくやっているのはお腹のマッサージ

按腹(あえて名前をつけるなら後藤流按腹術)といった腹部症状、便秘に有効的なお腹のマッサージと


お腹の硬さ緊張具合から患者さんの呼吸・性格を読み取ったり、呼吸調整、手足の痺れ、腰痛、腹部症状、ストレスまでいろいろな症状を取るのを目的としたマッサージの大きく分けて2種類のマッサージを僕は使い分けています


一つ目のマッサージはまだまとめて資料を作って教えることができますが、2つ目は実際に受けてもらわないとやり方を伝えるのが難しいです。というか無理



ですが、2つ目のマッサージ(マッサージと呼べるかどうかすらあやしいですが)はとても効果的で特にストレス疾患を訴えてくる患者さんには外せない治療法です

まあ、ちょっとしたリスクもあるんですけどね。原因不明の痛みや痺れが起こるという(患者さんではなく治療者自身に)



気になる人はネットで調べても出てこないので治療を受けに来てください
船で働いているうちは無理かもしれませんが笑





そしてもう一つのサブメイン的なマッサージは、首へのマッサージ

指圧ではないし、按摩でもなく、これまた名前がつけられない治療法なのですが、簡単に説明すると首の筋肉へ刺激を入れることで脳へ直接働きかける(頚部にある胸鎖乳突筋と僧帽筋は脳神経支配)マッサージといったところでしょうか。

ストレスからくる緊張にとてもよく効き、マッサージ後のすっきり感がとても気持ち良く、僕の患者さんから一番評判が良い治療法です


ちなみにストレスは頚部の筋緊張を引き起こします
逆に言えば頚部の筋緊張を緩めることで身体的にも精神的にもリラックスさせることができます。

首の張りをゆるめることで鬱症状を軽減させることが出来たという報告もあったりします




たまに使うのは「PNF, 運動療法」

関節運動を伴う運動をさせながら筋肉に刺激を入れ、関節の動きを良くする治療法
PT(理学療法士)がよく使う治療法ですかね

僕は鍼灸院以外にもいろいろな治療院へ勉強しに行ってます。
PTのクリニックもその一つで、カリフォルニアでトップアスリートがメンテナンスに行くPTクリニックにも何軒か勉強に行かさせてもらいました

もともとスポーツチームで働いていたのでこの手の知識や治療法はたくさん知ってますし経験もたくさんあります

半端な知識で患者さんにやるようなことはまずないですよ





実際は道具を使ってやる「グラストン(その派生でガビランというのもあります)テクニック」を応用して筋膜にアプローチするマッサージを行うこともあります

僕の場合は指でやります


このグラストンテクニック、膝痛、OAの患者さんや足関節捻挫をして足首が固まってしまってる人や肋骨周りから肩甲骨、脊柱辺りの皮下組織が固まって痛みを引き起こしている症状にはとても有効です

やられる側はめっちゃいたいですけど、治療後のすっきり感は半端ないです




「筋膜リリース」といった治療法もあります。アナトミートレインという本から学んだ治療法なのですが、こちらもPTの治療法のひとつ
ぼくはPTさんから実際にやってもらって教えていただきました

時間がかかるので最近はあまり使わないですが、体のバランスを整えるには効果的です。また、筋膜リリースはセルフケアで行うのに手軽にできてとても効くので患者さんへのセルフケアの指導でとても役立ってます





筋膜へのアプローチで外せないと最近思っている治療法は、「ロルフィング」

まだ一度しか受けたことがなく、説明できるほど詳しくないので気になる方はこちらのウェブサイトへどうぞ
(僕が実際に治療を受けたロルファーさんのホームページです)


ロルフィングは今後学んで行きたいと思っていて、今一番興味がある治療法です
うまく説明出来ないけど、受けててこれほど面白いと思った治療法は他にはないです
一度受けただけなので自分の感覚で覚えていることだけしかできませんが、Spa memberの治療や鍼刺激に敏感すぎる患者さんには応用して使うこともごく稀にあります
もっと学べば使う機会はぐっと増えて行くかと

ロルフィングを自分の治療に応用したおかげで良い効果が出せたってのもあって僕の中ではもっとも旬な治療法です





僕が持っている国家資格のひとつである「指圧」をすることもあります

簡単に言えば指で筋・腱を圧迫して筋緊張を緩める手技

指圧は筋の緊張や痛み以外に内臓へのアプローチ、内科疾患への治療にも効果的です



そして、「オステオパシー(整骨療法)」

筋、腱、関節、皮膚、骨へ刺激を入れて体を整えていく治療法
僕はバキボキ関節をならせる治療法は好きではないので、小さな刺激を入れながら関節や骨を調整していきます

整体師がやっている治療がこれにあたるかと思います
ただ、しっかりとした知識や経験もなくやっている整体師もたくさんいるので整体院に治療を受けに行く際はお気をつけください








これは僕個人の意見ですが、患者さんを治せるのなら治療法はなんでもいいと思っています


大事なのは考え方となぜその治療法を選ぶのかとうこと



考えなしに治療をしていては、効果が出なかった時に解決策が見出だせませんし、
効果が出せたときにその理由が分からなければ次に来た患者さんに同じ効果が出せるとは限りません




治療家は経験がものをいう職業ですが、
同じ10年でもただ治療をしてきた10年と考えながら治療をしてきた10年では天と地ほどの差が現れます




言うなれば、何も考えずに同じことを繰り返す10年は、考え試行錯誤し培って来た1年に遠く及ばないということ



これは治療だけではなく人生でも同じことが言えると思います

それらは言葉の端々に行動の端々に顔に姿勢に現れます



優れた治療家には優れた人格者が多いのはその為かなと思います





また、僕が治療をする中でとても大切にしていることは、治療を対処療法だけで終わらせないということ

痛みが強かったり、症状がひどい時には主訴に対して治療をしてあげることが必要ですが、
一番の問題はなぜその症状が出たのかということ


原因には必ず理由があります。
そして理由はいつも一つとは限りません


何が根本的な原因なのか、完治させるには何が必要なのか考え、患者さんが自分で対処できるようにセルフケアの指導まで行うことが治療です


痛みを取っただけで治療を終え、また痛みが出たら治療に来てねと言ってるうちは3流治療家もいいところです


僕たち治療家の最終目標とは、すべての患者さんが治療家を必要としない状態まで持っていくことではないでしょうか





番外編として

心理学を応用したカウンセリングをお腹のマッサージと一緒に行うこともごくごく稀にあったりします


十中八九の確率で患者さんは治療中に泣きますが、
治療後はみなすっきりした顔で帰っていくのがとても印象的です




心理学は個人的な趣味として学び始めたのですが、治療に応用できるものが沢山あります
特にストレス、精神疾患を患っている患者さんにはよく話を聞き、話をして気づきを与えることが重要だと思っています

数回鍼を打って治りました。マッサージをして治りました。なんていう精神疾患は一時的で症状が軽いものがほとんどだったり、一時的に症状が抑えられているだけなんじゃないかと僕は思ってしまいます


鬱や精神疾患は環境や患者さんの考え方を変える必要があることがほとんどですし、数度の治療でなんとかなるものではないと僕は考えています


ですが、一時的にでも症状を良く出来るってことが大切というのも確かです

一時的がずっと続けばそれはもう一時的なものではなく完治へと続く治療になりえますしね


ただ、精神的なものは原因を探り、本人に気づかせてあげることがとても大切です


興味がある方は、気づきの心理学と呼ばれるアドラー心理学
ゲシュタルト療法の本を読んでみると面白いかと思います



ここが僕が患者さんから患者に寄り添った治療家だと評価してもらえる所以となっているのかなと思います





最後にとても変わった治療法のご紹介


僕と仕事をしたことがある人には僕がマニアックな治療法をたくさん知っているということを知っている人が多いですね




普段の治療で使うことはあまりないですが、
今日はちょこっとご紹介



まずはとっても変わった不思議な治療法「ホリスティック療法」
ホリスティックは英語で全体観的なという意味合いがあるのですが、
この治療法では患者さんの体に触れずに病気を治します

さっそくぶっ飛んでますね笑


ぼくが出来るのはホリスティック療法のなかでもごくごくわずかなことだけです

前回にも書いたように骨盤を触らず矯正ってやつですね


ホリスティック療法を行う治療家のもとには西洋医学で治らないと言われている難病の方がよく治療にくるのだとか


詳しい原理はわかりません

それでも遠隔で治療が出来るので携帯電話越しに治療が出来るなんてことも

信じるか信じないかはあなた次第!




次に「気功」(英語ではチーゴングっていいます)

気を練って操り患者の体に働きかけて治す治療法

宙に浮いたり、水に浮いたり、ものを動かしたりとんでも映像のイメージが強いかと思いますが、
気を操る治療法で、中国には気功師がいるように伝統のある治療法です

科学的にも気を証明する試みは行われていますし、気を操る治療法を使うときは体温が上がります

僕もだんだんと気が操れるようになってきました

説明は出来ません!笑


でも、効果は本当に出てますよ






そして、とんでも技術をいろいろ知っている僕の頭の中でもイメージが全くつかめていない「らせんそう流法」

簡単に言えば整体の一種なのだけど…


まだ一度しか受けたことがなく、はっきり言ってまったくわからない治療法
その治療法の歴史は清の始皇帝の時代まで遡り、危険すぎる禁忌術を多く持っていた為に歴史から抹殺され、ひっそりと受け継がれて来た治療法(なんだかマンガに出てきそうなお話だけど、本当の話)

現代に生きる唯一の継承者として治療を行っている先生がいらっしゃいます

気になる方は、旭川整体「昇仙堂」で調べてみてね


場所が場所だけになかなか行けないけど、いつかは教えを請いに行こうと思ってます




ちなみにフェイシャルマッサージで走力アップ、上肢の関節可動域を改善!なんてことをやってる治療家もいらっしゃいますよ







世界は広いですねー


これだから治療家という仕事はやめられない
これほど好奇心をくすぐられる職業は他にはないですね



だけど、常に心にあるのは、患者さんを治したいという思いだということを忘れずに
技術に溺れず、人を心を大切にする治療家であり続けたいものです







3回に渡って治療について語ってきましたが、

僕が言いたい事を一言でまとめると





治療に一番大切なのは心だよってこと





相手の心をみれなくなったらどれだけ凄い技術を持っていたとしても患者さんは離れていってしまうよってことですね



西洋医学に足りないものも人の心



東洋医学と西洋医学の統合とは、

心と体の統合ということだと僕は考えています





治療家の方々、これから治療家を目指す方はこのことをしっかり心に刻み込んで日々成長して行って欲しいですね





一人でも多くの同志が現れることを心から願ってます

MITS
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コメント

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2015/04/21 (Tue) 14:16 | # | | 編集
ドキドキしながら書き込みしてます!

只今、私初体験中(笑)
こうやってコメントするの初めてなんですよ(o´∀`o)

一種の告白みたいで照れますが…
Mitsさんの言葉の選び方好きだなって思いました。

素直な言葉って印象でストレートに言葉が溶けこんで来るというか☆
単純にすごいなとも思いました(´ェ`*)

私…もうずっと良い事なくて。。
自暴自棄までは行ってないんですけどほぼ近い状態で(汗)

だから思い切って連絡しましたヽ(*’∀’*)/
迷惑であればコメント即消してくださいね。

緊張しながらも楽しみにMitsさんからの連絡待ってます(´∀`)

2015/05/03 (Sun) 20:39 | souvenir #- | URL | 編集
Re: ドキドキしながら書き込みしてます!

souvenirさん、はじめまして!初コメントありがとうございます!光栄です!
そんな素敵な告白されても一銭も出てきませんよ笑

僕でよければ相談相手になりますよ〜

2015/05/13 (Wed) 18:23 | Mits #- | URL | 編集

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