経絡が見つかった!?

 

鍼灸や東洋医学を学ぶ者なら誰しも習ったことがある経絡

 

人体をめぐる気の走行路として学校では習いますが、鍼灸師でもいわゆる気の存在を信じていない人もいるでしょうし、目に見えないもの、概念として気や経絡を捉えている鍼灸師の方が多いのではないかと思います。

 

 

空気も目に見えないし、目に見えないからといって絶対に存在しないと気や経絡の存在を否定することは出来ないと僕は思います。

 

 

鍼灸は効果がないと言っている学者さんもいらっしゃいますが、3000年以上歴史のある灸の効果がないと言い切るのはちょっと無理じゃないかと

 

 

 

 

ただ気は目に見えないものだと物的証拠を示さずに東洋医学の概念を押し付けるだけではいつまでたっても西洋医学との溝は埋まらないのではないかと僕は考えています

 

 

 

僕の鍼灸人生の最終目標は東洋と西洋医学の統合と統合医療の雛形の完成そしてそれを世界に広めること

 

 

 

西洋医学だけでは限界があります

東洋医学だけでも限界があります

 

世界中、それぞれのところで発達してきた医学がうまく交わった時、医療は完成系に近づけると僕は信じています。

 

 

 

ちなみに僕が言う東洋医学とは鍼灸だけのことではありません。

 

 

 

 

鍼灸の理論にも不備があると僕は考えています。足りないものが、余分なものがあります。

 

いろいろな概念、思想を包括出来る理論が確立される日がいつの日か来ると僕は思います。

自分がそれに少しでも関われればと思ったりもしますが、、、

 

 

東洋医学界のアインシュタインの出現を待ちましょう。

 

 

 

 

 

さて、今日はそんな東洋と西洋の両医学の統合への進歩のお話。

 

 

 

 

 

なんと、経絡が人体で実体として確認されたそうです!

 

 

 

 

 

 

まあ、これ自体は真新しい発見ではないのですが、近年研究が進み、実験報告の論文を読む機会が増えてきました。

 

 

最初に人体で実体としての経絡を発見したのは、1961年から1965年にかけて経絡経穴が実体として存在することを示す5つの論文を発表した北朝鮮のキム・ボンハン博士です。

 

 

日本を含む数国の鍼灸界においてこの学説は当時一世を風靡しましたが、キム・ボンハン博士の成果報告論文には結論部分の記述は目立つが方法部分の詳細が記載されておらず、他の研究者たちが追試を行うことは非常に難しかったとのことで、この研究結果が鍼灸業界で大きく認められるには至ってません。

 

 

事実、僕はこの「ボンハン学説」を学校で習いませんでした。

 

 

 

 

なので、鍼灸師の中にも「ボンハン学説」を知らない人は多いのではないかと思います。

 

 

 

このボンハン学説が認められなかった理由の中にキム・ボンハン博士が生きている人間を解剖して経絡を発見したという噂があり、

また、世界各国の医学者によって、器官の存在を確認出来なかったため、「ボンハン学説」は科学的根拠のない捏造であるとされました。

 

 

 

忘れられかけたこの学説が再注目され、21世紀になってから韓国やアメリカで研究が進んでいます。

 

 

 

どんな学説なのか、2016年に発表されたものを見ていきましょう。

 

 

 Untitled picture


 

 

まず、キム・ボンハン博士は、見つけた血管でもリンパ管でもないこの経絡であろう脈管系をボンハン菅と名付けましたが、英語名では、Primo Vascular SystemPVSと呼んでいます

 

Primoは始祖、先祖という意味で、

Vascularは、脈管を意味します。

Systemは、システムで分かると思います。

 

 

つまり、経絡を生物が元々持っている管と捉えています。

 

 

 Untitled picture 2

 


 

PVSは、Skin: Superficial PVS duct(皮膚表層を走る)、Surface of organs:OSBHD臓器の表層を走る管)、Inside vessels: intra-vascular PVS(臓器の中を走る管があります

 

これは鍼灸で学ぶ経絡の理論と同じですね

 

 Untitled picture 3

 



 

Physiological Significance(生理学的重要性)として、New Circulation system(新しい循環システム)とBonghan Granuls containing DNA(DNAを含むボンハン小体)つを挙げています

 

 

PVSは、解剖学的に考えれば、血管やリンパ管以外の脈管があることの証明であり、その管はヒアルロン酸やアミノ酸、モノヌクレチオド、ホルモンが通っている。

また、ボンハン小体の中には、Adult stem cells(成体幹細胞)や遺伝子セラピーで重要なNatural micro-cell(自然なミクロ細胞)が含まれているとこのスライドでは説明しています。

 

 

 

 

 

 

こちらがPVSの画像

 

Untitled picture 4 


拡大した図

 

Untitled picture 5 


 Untitled picture6

 

 

この上の図のようにPVSも血管のように太いものから細いものがあるようです。

 

 

 

染色されたPVS


Untitled picture7 

 

 

 

 

 

ステレオマイクロスコープで見たPVS


 Untitled picture8



 

電子顕微鏡で見たPVS

 

Untitled picture9 


 Untitled picture10


Untitled picture11 

 

 

どこにでも存在するPVS

Untitled picture12  




1960年代にキム・ボンハン博士が示した新しい脈管構造は血管の中や外、また、リンパ管や内臓の表面や真皮の下にあるとされ、それこそが伝統的な経絡の走行であるとキム・ボンハン博士は信じていた。

 

 

拡大したPVSの写真

Untitled picture13 

 

 

臓器の表面のPVS

Untitled picture14 



 

経絡の走行図

Untitled picture15 

 

 

これは鍼灸ではなく、インドのヨーガやアーユルヴェーダで考えられている気の図

Untitled picture16 



 

PVS(経絡)は臓器と外部組織をつなぐ経路

・それらはホメオスタシス(恒常性・体のバランスを保つ力)のためのエナジーを生産する。

PVSは臓器への気/プラーナの輸送を可能にする

 

 

 

経絡が細胞へとつながるイメージ図

Untitled picture17 


 

あなたの体全体は、湧泉(Kidney 1)と呼ばれる足の裏に位置する経穴を通して地球と電気的に繋がっている。経絡は体全体に広がっている。

 

 

 

 

 

 

スライド全部を紹介したわけではないのでもっと詳しい情報が知りたい場合は、

こちらの元のサイトで確認してください。

 

http://www.slideshare.net/thorntonstreeter/primo-vascularmeridian-system-2016

    

 

 

 

個人的にはこの続きのスライドの方が面白い内容なのですが、そちらはまたそのうち紹介することにして、この研究結果へ対しての自分の考察をまとめます。

 

 

 

PVSに関しては、これからもっと研究されて証明されていくことでしょう。

1960年代に北朝鮮で鍼灸・経絡の発見に情熱を注ぎ、東洋医学の科学的証明の一歩を進めたキム・ボンハン博士は権力争いに巻き込まれて失脚し、存在をなかったことにされてしまいましたが、彼の実績は現代に引き継がれ研究が進められています。

これらの研究から見えてくるのは彼が唱えた学説が必ずしも正しいというわけでもなければ、これが経穴や経絡の謎を解明する決定的な証拠になるということでもありません。

しかし、解剖学的に人体を見て、血管でもリンパ管でもない管が人体に存在とする事実は、将来東洋医学を科学的に証明する上で大きな一歩となることでしょう。

もし、経絡の存在が立証されれば人体に巡っている気が一体なんなのかを肉眼で捉えることが出来る日が来るかもしれません。

鍼灸師でも多くの人が気を概念として捉え、実在しないものだと考えていますが、それが覆される日はそう遠くないかもしれません。

 

 

西洋医学と東洋医学の歩み寄りは現在世界各地で起こっています。両医学を学んできたからこそ言えるのは、どちらの医学にも欠陥があり、欠点があり、欠落していることがあるということです。

大局的な視点も大事だし、マクロの視点も大事です。

どちらが優れていてどちらが劣っているというような話ではありません。

今後、医学が発展していくべき道は、両医学を統合した先にあると僕は考えています。相手のことを理解もしようとせずに否定しているだけでは何も変わりません。

今の医学界は変わらなければならない危機に直面していると思います。

それは日本だけの話ではなく、どの国にでも起こっていることです。

 

海外では鍼灸が盛んになり、世界的に東洋医学が認められ、様々な研究が進められています。

鍼灸の始まりの国である中国は盛んに中医学を世界へと広めています。1400年を史をった灸はこのままではらの勢いにまれてしまいます灸の本のさを知っているからこそこの状には歯がゆいものを感じます渡せばまっている灸も増えてきてはいますがまだまだないです事をしていることもあって大々的すことはしいですがいつかは西学と学の統けて灸の展にわることが出ればとっています

 

鍼灸は間違いなく日本にとって世界を率いていけるものだと僕は考えていますPVSのような研究が日本からどんどんと生まれ新しい医療の形を日本が世界に示し広げていくことを切に願っています

 

今まで東洋医学にどっぷり浸かり西洋医学との統合に興味を持っていなかった方がおられましたらこの機会を期に今後も東洋医学の解明というトピックに注視していただけたらと思います

 

 

 

いつもの記事と比べ文章が固くなっておりますが僕の鍼灸に対する真摯な想いの反映だと捉えて頂ければ幸いです

 

今後もたまにではありますがこういった医療についての記事を書いていきますのでよろしくお願い致します

 

 

 

Mits


参考ページ

http://www.slideshare.net/thorntonstreeter/primo-vascularmeridian-system-2016

http://mumsaic.jp/info/index.php?c=topics2_view&pk=1420446523

http://www.idononippon.com/information/topics/2009/04/20.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E9%B3%B3%E6%BC%A2


関連記事
スポンサーサイト
船の幽霊事情 | Home | 初めの一歩へと続く物語

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する